5/13 雨の中、京都御所の中にある、京都迎賓館のガイドツアーに参加しました。予約制で2000円という入場料のせいか、お昼の回のせいか、たった5名のグループ。
丁寧な解説で、トータル90分ほど、写真も撮ってよく、イヤホンでガイドさんの案内を聞きながら、指定の範囲内なら自由に歩けて、とても楽しめました。
美しい工芸品は人間国宝の方々の作品がずらり、和素材の建築美、庭園の新緑と錦鯉、船舟遊びのための和舟・・・雅な世界にしばしうっとり!
まず入口。御所内でもひっそりした空間。
車寄せから。国賓のみなさんは右奥の門からお車で入られます。正面に国旗。
樹齢700年の欅の扉をオープン♪ 来賓をお迎えするときは正面に豪華な生け花
池を囲む回廊になっています。この青いシートの椅子は座ってもよいと言われ、しばらく静寂を楽しみました。
振り返ると、夕映の間
大きい広間の両サイドの壁が織物で美しい風景になっています。「比叡月映(ひえいげつえい)」。この壁がスライドして部屋を分割できるんです。この色合い、ドンピシャ好みで見入りました。比叡山は京都の東。
反対側の壁はこちら
「愛宕夕照」(あたごゆうしょう)。京都に西山。夕映(ゆうばえ)の間の名のとおりのお部屋。美しい~
部屋の全体像。ガイドさんは奥のかなたに立っていらして、左の方はお付きの監視係。
案内を聞きながら歩き回ることができたのが素晴らしい。
さらに大きい藤の間。藤林という苗字ながら、藤の花言葉は「歓迎」だとは知りませんでした💦。百花繚乱の織物は大人数で1年以上かけて織り上げたものとか。床の緞通も藤の花が散った模様。触ったり膝をついたりスリッパ脱ぐのはNGとの注意あり^^;。
舞や能、雅楽などを披露する舞台もあります。奥に几帳が透けて見えます。『光る君へ』の世界~ この扉の模様が・・・
扉の模様は、截金(きりがね)という手法の繊細なアート。金箔とプラチナ箔だそう。
本当に繊細な、人間国宝の方の作品。ここまでですでに日記が長すぎるようなので、後半へ続けます。