突然ですが。。。
あなたを追悼するドキュメンタリー番組で
家族や友人、同僚が、生前のあなたについて
インタビューに答えているとしたら
彼らはあなたのことを
どんな人だったと語っているでしょうか。
目をつぶって
30秒だけ想像してみてください。
。。。
。。
。
「○○と文化祭の準備で夜遅くまで一緒に頑張った。
こだわりやで粘り強い人だったね」
「笑うことが大好きで、
いっつもくだらないジョークを言ってた。
周りを朗らかにする愉快な人だったなぁ」
「私が病気になったとき、
一番に病院に駆けつけてくれた。
普段はクールに装っているけど、
温かいハートの持ち主だったね」
。。。あなたは、
あなたの人生を通じて
自分の大切な人たちに
どんな影響を及ぼしたのでしょうか。
この世を旅立ったあと
あなたのどんな面を、
大切な人たちに
覚えていてもらいたいでしょうか。
。。。実は一昨年、
夫の古くからの大切な友人を
亡くしました。
訃報を聞いたときには
夫と二人で抱き合って
おいおいと泣きながら
昨年夏、最後に彼に会った日のことを
思い出していました。
最後に交わした言葉、
ハグをしたときのぬくもり、
初めて彼に出会った時のこと。。。
きっと彼を知る誰もが
同じようにその日を過ごしていたのでしょう。
夜になって
彼の友人たちが
彼との楽しい思い出を、
彼の人柄を、
写真とともに続々と
Facebookに投稿しているのに気づきました。
ギターと歌がプロ並みに上手くて
いつもおしゃれで、
話すときは
ビー玉のような大きな目で
まっすぐ見つめるクセがあって、
クリエイティブで繊細で
パーティではいつも主役で
人生を思い切り楽しむことを知っている人。
人々の投稿にまた
他の友人がコメントをしたり、
思い出を綴ったり。
そのスレッドはまるで
彼の生涯を綴ったドキュメンタリー映画のようでした。
。。。彼の死は
残された友人たちを
彼との思い出を通じて
再びつながらせてくれました。
と同時に
「あなたはどう生きたいのか」
「あなたはこの人生で何を残していきたいのか」
と、私たちに問いかけてくれたようにも
思えました。
。。。
全世界で4000万部発行され、
人生哲学の定番書とまでいわれる
スティーブン·コーヴィー氏の著書『7つの習慣』では、
第2の習慣として
「終わりを思い描くことから始める」
ということをすすめています。
冒頭で彼は
読者に自分の葬儀の様子を想像させ、
自分がどんな人生を生きたかったのかを
考えさせます。
そして言うのです
「自分の人生の最後を思い描き、
それを念頭に置いて
今日という一日を始めること。
そうすればあなたにとって
本当に大切なことに沿って、
今日の生き方を、明日の生き方を、
来週の生き方を、来月の生き方を
計画することができる」
。。。大切な人の死や
自分が大病を得たときなど、
私たちは
人生が永遠には続かないことに気づき、
人生について考えます。
でも、時間がたつと
それを忘れてしまうのも
私たち人間です。
人類の寿命が120年まで延びそう
という一方で
自分の命がいつまで続くのかは
誰にもわかりません。
ただわかっているのは
私たちは誰もが
いつかこの世界での終わりの日を
迎えるということ。
だとしたら、あなたは
どんな人生を生きたいですか。
今日をどう生きたいですか。
“Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever.”
ーMahatma Gandhi

2023/07/20 04:29