10年で空手の黒帯を取る

10年前のこと。
娘の付き添いで近所の区民センターに、空手体験の付き添いで会場に行きました。
70代から幼児まで、一緒に声を出し、汗を流す姿を見てちょっとだけ感動し、娘と共にうっかり体験入門することになりました。

私の通う流派は、フルコンタクト空手というジャンルで極真空手の流れをくむ流派です。
フルコンタクトというのは、寸止めではなく突きも蹴りも当てます。

基本となる稽古や補強という名の筋トレは、子供も含む集団でやるため手抜きが出来ません。さらに年上の先輩たちは腕立てや腹筋等々、顔色一つ変えずにこなすため、ぜんぜん休んではいられない状態。

組手(模擬試合)もミットうちもテンション爆上がりで、週末の稽古の後はアドレナリンを肴に晩酌をしています。

稽古中の上下関係は帯色が前提なので、自分の社会人経験とは全く関係の無い世界がとても新鮮で居心地のいい環境でした。

あれから10年。
昇段試験を決めた1年間は、自分なりに節制し、トレーニングをして
昨年2022年11月、無事昇段試験を完遂し初段になることが出来ました。

空手の初段とは空手道の始まり。ここから自分の空手の道が始まる!
という意味での初段。
黒い帯は長年憧れ続け、やっと届いた道程の証となりました。

そして今年の11月
一緒に始めた娘(高校2年生)が昇段試験を目指します。
学校の勉強と部活と空手の昇段を抱えて孤軍奮闘する娘を見ながら、自分の経験と娘のチャレンジと備忘録的に書こうと思い書いてみたいと思います。

次回は「師範の金言」や仲間との稽古の日々などを書こうと思います。